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秋から就活スタート!今後のスケジュールと2021年度卒の傾向
2020年11月16日(月)
大学3年生が秋から始める就活の流れ
新型コロナウイルスの感染拡大により、就職活動に大きな影響を与えた2020年度。2021年度卒のみなさんも、就職活動に不安を抱いているかもしれません。
2021年度の就活スケジュールについては今後の発表を待つこととなりますが、政府や経団連の指針によると、スケジュールは例年通り。乗り遅れることのないように、2020年の秋には準備を始めておくと安心です。
一般的な就活スケジュールをチェック
通常、採用情報が公開されエントリー受付が開始されるのは春。つまり2021年の3月です。その頃には企業説明会やセミナーも始まり、企業ごとの選考スケジュールも開示されます。そして6月から面接など実際の選考が始まり、順次内々定へと進みます。
3月のエントリーまでにするべきことは、自己分析や業界・企業研究、筆記試験対策やOB・OG訪問、さらにエントリーシートの作成など盛りだくさん。しっかり準備をして臨みましょう。
まずは自己分析で自分としっかり向き合う
就職活動の第一歩と言えば自己分析です。改めて自分の価値観や考えを客観視することで、自分に合った仕事を選ぶ道筋ができます。さらに強みや弱みを理解することで、面接などで相手に、自分について伝えられるようになるでしょう。自己分析の方法は、これまでの人生を振り返り、紙に書き出したり、家族や友人など身近な人に自分の印象や心に残ったエピソードを話してもらったり。さまざまな角度から徹底した自己分析ができるといいですね。
徹底した業界・企業研究
就活において自己分析と同じくらい大切な準備として、業界・企業研究が挙げられます。事前に深く研究しておくことで、面接等の就職活動で有利になるだけでなく、自分と業界・企業の相性を見極めることもできます。
まずは世の中にどのような業界があるのかを調べてみましょう。次に、業界の市場における規模やトレンド、将来性など、業界の現状を把握します。その上で業界内の企業を調べ、競合企業との比較やその企業の置かれた環境を知り「この企業で働きたい!」と思える企業を探しましょう。
希望の業界・企業が見つかったらすること
働きたいと思える業界・企業が見つかったら、いよいよ次のステップです。エントリーシート対策や、インターンやOB・OG訪問をして企業を内側から知り、生の声を聞いてみましょう。
エントリーシートも対策を
業界・企業研究の結果、希望の業界や企業が定まったら、次はエントリーシートの準備です。エントリーシートとは、自己PRや今まで頑張ってきたことなど、企業に自分を知ってもらうための大切な書類のこと。自己分析や業界・企業研究で判明した自分の長所・短所、今まで頑張ったこと、なぜこの業界・企業を選んだのか、企業に入ったら何をしたいかなど、深く掘り下げて記載しましょう。
秋冬インターンシップに参加する
インターンシップと言えば、夏休み中のサマーインターンが知られていますが、秋以降も募集している企業が多く見られます。インターンシップに参加することで、業界の動向や仕事に直接触れられるだけでなく、働く社員や社内の雰囲気を体感することができるでしょう。
OB・OG訪問でリアルな声を聞く
OB・OG訪問とは、希望の企業で働く先輩に直接コンタクトを取り、企業について詳しく話を聞くことを言います。会社説明会やホームページでは分からなかったリアルな情報を聞くことができるでしょう。
ただし、就職活動が始まる3月〜4月にかけて、企業は人事異動や新入社員の入社などで忙しくなる時期。少し早めに行動し、2020年度の秋〜冬にかけてアポイントメントを取ることが賢明です。
2021年度卒の就職活動の傾向は?
就活生の中には、「新型コロナウイルスの影響で就職氷河期になるのでは?」と懸念している人もいるかもしれません。
実際、2021年度卒の採用予定人数は減っているのでしょうか。また、就職活動はどのような傾向になると考えられているのでしょうか。
各企業の就活スタートは例年通り
2021年度卒の就職活動について、正式なスケジュールはまだ出ていない状況です。基本的には、3月にエントリー開始、6月から面接等の選考が始まるというスタンスは大きく変わらないと考えられます。しかし、新型コロナウイルスの感染状況や企業ごとの判断により、イレギュラーな発表が出される可能性も。興味のある業界や業種の情報は、早い段階で広く集めておきましょう。
採用予定人数は業種によって異なる
2020年10月に調査を実施した「DISCO新卒採用に関する企業調査」によると、現時点において、半数以上の企業が2020年度卒並みの採用予定人数を見込んでいます。
また、業種によっても傾向が異なります。例えば、コロナ禍で需要が増えたと言われている医療・介護・物流・IT・通信業などは、人手不足により採用人数が増えると考えられます。一方で、外出自粛等の影響を受けた観光業・航空業・飲食業などは、採用人数が減る企業が多いでしょう。
2021年度の就職活動では業界を絞り込むのではなく、幅広い業界に選択肢を広げることが成功への第一歩かもしれませんね。
広がる就職活動のオンライン化
2021年度卒の就職活動が例年と大きく変わる点として、オンラインによる採用活動が挙げられます。
すでに2020年度卒の就職活動でも導入され始めていましたが、WEBセミナーやWEB面接など、採用方法は多様化しています。通常の面接対策だけでなく、オンライン選考についてもきちんと対策をする必要があるでしょう。
オンライン面接は対面よりも感情がわかりづらく自己表現が難しいため、どうしても面接官との距離を感じてしまいます。面接官の反応や雰囲気も確認しづらいため、会話のキャッチボールが上手にできなくなることも。自分の意見をしっかりと伝えながらも相手の反応に注意を払い、分かりやすくリアクションを示すことが大切です。こちらの記事もぜひ参考にしてみて下さい。
コロナ禍でも諦めない!2021年度卒の就活を成功させるために
オンライン化が加速し、ますます多様化していく2021年度卒の就職活動。
この大きな転換期に乗り遅れないためにも、情報収集を怠らず早めに準備をすることが大切です。
例年と異なる環境で厳しいのはみな同じ。こんな状況だからこそ、逆境に負けない自分の力をアピールし、内定をつかみ取りましょう!