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皆さん最近笑っていますか?
2020年05月15日(金)
笑いの健康効果
皆さん最近笑っていますか?日本には「笑う門には福来たる」という、いつも笑いが絶えない家・人には幸運がやってくるという意味のことわざがあります。
最近では、医学の分野でも笑いの効果に着目した研究が進み、さまざまな病気の予防や改善に役立つことが科学的にも証明されてきています。
昨今の情勢では、なかなか楽しい気分にもなれず、笑う機会も少なくなっているのではないでしょうか?こんな時だからこそ、意識して笑いを日常生活に取り入れてみましょう。
笑いの健康効果
笑うことで元気になったり長寿につながったりすることは、さまざまな研究で明らかになっています。
- 免疫力アップ
笑うと「NK(ナチュラルキラー)細胞」が活性化されます。このNK細胞は白血球の一種で、がん細胞や細菌に感染した細胞を死滅させる力があります。
笑うと免疫力が高まり、さまざまな病気に対して強い体ができると言われているのはこのためです。
- 自律神経のバランスを整える
ストレスが高まると交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が増え、脳の温度が上がってしまいます。笑うと副交感神経が優位になり、ストレスホルモンの分泌が減少し、脳の温度が下がります。笑っている時は、この2つの神経がバランス良く働いている状態になります。
- 脳を活性化
笑うと自然と腹式呼吸になります。息をしっかり吸って吐くことで呼吸能力が高まります。笑った時の酸素摂取量は、1回の深呼吸の約2倍、通常の呼吸の約3~4倍になるそうです。たくさんの酸素が体内に入るので、二酸化炭素も排出されます。それにより血管が拡張し血圧を下げる働きをしてくれます。
ストレスを受けると脳は興奮状態になり、酸素をどんどん消費するので、脳細胞が酸素不足になり、働きが低下していきます。笑うことにより、大量の酸素が取り込まれ、細胞が活発化して働きが上昇するのです。
また、激しい感情や強いストレスを感じた時に放出されるホルモンを抑える効果もあります。
あなたは普段笑っていますか?
人は普段から笑っていないと、笑い方を忘れてしまうようです。「笑う」ためのトレーニングをしましょう。
- 顔の筋肉をほぐす
人の顔には表情筋という筋肉があり、この筋肉をほぐすことで笑いやすくなります。口を大きくゆっくり開けて「あ・い・う・え・お」と発声してみたり、鼻の下をぐーっと伸ばしてみたり、顔全体の筋肉を自由に大きく動かしましょう。毎日繰り返すことで、だんだん表情筋がほぐれてきて、表情が豊かになってきます。お顔のしわやたるみの予防も期待できそうですね。
- 大笑いしてみる
とりあえずお腹がよじれる程大きく笑うという動作を1分間続けてみましょう。思い出し笑いでも、作り笑いでも、なんでも良いです。とにかく「笑うという動作」をすることです。笑うきっかけをつかむトレーニングになります。
- お笑いのテレビ番組を見たり、落語を聞く
普段あまりテレビを見ない人でも、娯楽番組や落語などを見てみましょう。そして、面白い時には遠慮せずに、声を出して笑いましょう。
- なるべく笑顔ですごす
笑顔を意図的に作るだけで、なぜか楽しい気分になります。これは顔の筋肉の動きが脳へフィードバックされることで、それに応じた脳のプログラムが呼び出され、楽しい感情がわいてくるからです。つまり、表情が感情を作るのです。面白くなくても、笑顔を作るだけでも効果があるようです。
「楽しいから笑う」のではなく「笑顔だから楽しくなる」という発想の転換です。
笑うことはプラス思考にもつながります。
笑うことは誰にでもできます。早く福がやってくるように、なるべく口角を上げて過ごしてみませんか。