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マスクの正しいつけ方
2020年04月13日(月)
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まわりへの配慮と自分への防御
新型コロナウイルスやインフルエンザ、花粉症や咳エチケットなど、マスクを着用する機会が多くなっています。
マスクの役割は主に2つあり、自分が咳やくしゃみをした時に、『周囲へのウイルス飛沫の飛散を軽減する』役割、もう1つは細菌やウイルス飛沫、花粉などを『吸い込まないようにする』役割となっています。 まわりへの配慮と自分への防御ともに大切なことです。今回はマスクの正しいつけ方についてお伝えします。
マスクには表裏・上下があります
紐を上にしてマスクの布を押さえて隙間を無くすとか、プリーツの段差に花粉やウイルスを溜めないためにプリーツの向きは下とか色々言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
正しくつけるために、まず裏表を確認しましょう。
裏表の見分け方
- まずはマスクのパッケージの「使用方法」を確認しましょう。
パッケージなどに「耳ひもがついている方が外側です」など、マスクの表裏の判別の仕方が記載されている商品が多くあります。
マスクによっては多層構造になっているなど、高機能なフィルターがついているものがありますが、それぞれに理由があって素材が重ねられています。表裏を逆につけると、構造的に細菌・ウイルス、飛沫や花粉や塵などがマスクに付着しやすくなる可能性があったり、肌に触れる部分の内側の素材にこだわった商品などは、せっかくの肌触りを実感できず、マスクのよさを活かしきれません。外側は水をはじく防水機能がついていたりするものもあります。
たかがマスク、つけていればいいでしょ、などと思わずに、快適に使うためにもまずは使用方法を確認しましょう。
- パッケージを捨ててしまった場合。
マスク自体を見ると分かる場合があります。メーカー名などの刻印が入っている場合は、文字が正しく読める方が表(外側)です。イラスト入りのマスクの場合は、プリントされている方が表です。「内側」「inside」と書いてあるものは、文字がある面が顔側です。
- プリーツの向きで確認する方法。
プリーツタイプのマスクの場合、プリーツの向きで表裏を判断できる場合もあります。まずはプリーツの形状をチェックしましょう。主にプリーツが上から下に向かって階段状になっている「階段式プリーツ」の場合、プリーツが上から下に向かって階段状に見えるほうが表です。
プリーツが中心から上下に向かって階段形状になっている「オメガ式プリーツ」の場合は、プリーツが凸型に見え、広げた時に自然に中央がふくらんで張り出す面が表です。
上下の見分け方
こちらはすぐに分かると思います。
ノーズフィッター(ワイヤーが入っていて触ると固い部分)が付いている方が上(鼻側)です。
マスクの正しいつけ方、外し方
一番多く出回っている、プリーツタイプのマスクの付け方
- 上下裏表を確認して、表を外側にして半分に折ります。
半分に折ると鼻の中心が合わせやすくなって、左右対称に付けられるので、見た目も付け心地も良くなります。
- 上下にひっぱり、プリーツも開くところまでしっかりと開いてからノーズフィッター(ワイヤー)が上になるようにして顔に当て、耳にマスクの紐をかけます。
- マスクを目頭の際まで上げて、しっかり鼻に沿わせます。
指でノーズフィッターを押しながら、鼻筋に合わせて曲げて、隙間ができないように調節します。ここで鼻の形にきちんと沿っていれば、メガネが曇りにくくなります。
- 目頭のあたりを押さえて、マスクの下部分をあごの先まで十分にプリーツを伸ばします。
- 隙間なく、顔にしっかりフィットさせるように、両手のひらで包んでなじませます。
- 大きな呼吸を数回繰り返し、隙間から空気が漏れないか確認。
口の前のフィルターを通して空気が抜けているのを感じられれば完成です。
マスクをするにあたって一番大切なことは、『顔とマスクに隙間がないよう密着させること』です。プリーツ型も、それ以外のものも、鼻の横、ほほ、あごの下をしっかりとフィットさせるように、手のひらで包み込んでなじませて、しっかりと密着させましょう。
マスクは外し方が大事
せっかくマスクをしても、外し方やその後をキチンとしないと意味がありません。マスクの外側には花粉やほこりの他、ウイルスがついている可能性があります。触るとそれらが手に付く恐れがありますし、その手で顔を触っては、1日中マスクをしていた意味がなくなってしまいます。
必ず耳ひもを持って外し、マスクの外側を触らないようにして、すぐにビニール袋に入れてゴミ箱に捨てましょう。ゴミ箱にそのまま捨てると、花粉やウイルスが散ることになってしまいます。ビニール袋がなければ、せめて丸めてティッシュでくるんで捨てるのがエチケットです。その後、手もしっかり洗いましょう。
正しいつけ方と外し方で、感染症や花粉症に負けないよう、元気に過ごしたいですね。