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中日ハートフルジョブ > インタビュー > 公立西知多総合病院 植村 真美

インタビュー

CHUNICHI INTERVIEWインタビュー記事をお知らせいたします。

看護部長特集

公立西知多総合病院

副院長 兼 看護局長 
認定看護管理者
植村 真美さん

看護師として大切にしていること

頭で考えるだけでなく、心を使う看護を。

 以前勤めていた病院で担当した患者さんのことを鮮明に覚えています。  がんを発症して、最期の時間を病院で過ごした方です。病状が進み、ほとんど食べることも飲むこともできなくなって、ベッドから動くこともできない状態になりました。奥様とまだ中学生だったお子さまが揃ったときに、ベッドのまま病室の外へ散歩に行ったんです。もちろん、私たちはその散歩のためにディスカッションを重ね、ポータブルの吸引器を用意するなど、安全面に十分気を配りました。  夏の暑い日だったので、お子さまがジュースを買いに行って患者さんに渡しました。普段はほとんど飲むことできず、飲んでも辛そうな顔をされていたのに、そのときは、「おいしいね」と言って飲まれたのです。  家族で散歩をしたのは、結局それが最後になったのですが、その散歩は、患者さんにとってとても大事な瞬間だったと思います。そして、ご家族にとってもとても価値のある時間になったと思います。看護師はそうした一瞬を創ることができる幸せな仕事だと感じました。  看護の仕事は、ほんの一部かもしれませんが、その人が納得できる人生を送るための手助けをすることだと思います。だからこそ、頭で考えるだけではなく、心を動かし、心を働かせて患者さんの思いを受け止めることが大事なのだと思います。

私のお気に入り

MAXの曲で歌って踊ってストレスを発散。

 ボーカルダンスグループのMAX(マックス)が好きなんです。20周年を記念して歴代の5人のメンバーが揃ったコンサートにも行ったんですよ。  以前は特に興味がなかったのですが、MAXが好きな友人に連れられてコンサートに行ったらすっかりハマってしまって、もう10年以上になります。通勤の車の中でもMAXの曲を流して歌っていますよ。嫌なことがあっても、それでスッキリします。  カラオケも好きでよく行きますが、MAX好きの友人と二人で行くときは、MAXの曲をずっと入れて、二人で踊りながら歌っています。もちろん、MAXのようにうまくは踊れないんですけどね。いつか、1曲完璧に踊れるようになりたいですね。  元々体を動かすのが好きなんですよ。少しの間、ジャズダンスを習っていましたし、大学時代にはディスコ、今で言うクラブにも通っていましたからね。  MAXは、歌えて踊れるので、気が滅入ったときでも楽しくそれを忘れさせてくれます。

公立西知多総合病院ってどんな病院?

急性期の高度医療と地域連携が充実している病院。

 知多市民病院と東海市民病院が統合し、急性期病院として立ち上がった病院です。そのため、設備面でも人材面でも救急医療が非常に充実しています。「断らない救急」をスローガンとして、実際にほとんど断ることなく受け入れています。  もう一つの特徴が地域連携です。地域連携をしっかりと行うために「患者サポートセンター」を立ち上げました。サポートセンターに19名の看護師を配置しており、入院してから退院の支援をするだけでなく、入院が決まった段階から看護師が面談するなど必要なサポートを行える体制をとっています。また、病棟の看護師も在宅に繋ぐということで、退院支援に力を入れています。  これによって、入院から退院までの期間を短くしたり、スムーズに患者さんが次のステージに移行したりできるようになりました。さらに入院前から退院後もご自宅に訪問し、訪問看護師と協力しながら「在宅から医療」への移行がしやすい仕組みを作り始めています。  その他、知多と東海それぞれの病院に認定看護師がいましたので、この規模としては多くの認定看護師が在職しています。そのため、専門知識を持って看護の質を上げていくリソースが充実しています。

新人看護師に期待すること

チャンスをピンチに変えないで。

 シンプルですが、「とにかく明るく元気で」ということですね。  失敗は誰しもするものです。失敗すると、「患者さんに悪いことをした」とか「私は看護師に向いていないんじゃないか」などと思ってしまうことがありますが、失敗をしない人はいません。また、入職してしばらくは大きな失敗をするようなことを一人でさせることはありません。小さな失敗を乗り越えられる力を持ってほしいと思います。  「ピンチはチャンス」という言葉がありますが、「チャンスをピンチにしない」ことも大切だと思います。たとえば、何か新しい技術にチャレンジする場面は、「できないことをできるようになる」チャンスです。もしも恐いからと避けてしまったら、その技術はいつまでも身に付かないままになってしまいます。それは自分にとってのピンチに他なりません。  ですから、恐がらずに挑戦して、チャンスを存分に活かして羽ばたいてほしいと思っています。  前を向いていなければ、次の一歩を踏み出すことはできません。失敗をして一瞬は下を向いたとしても、また顔を上げて「次はこうしてみよう」と思い直し、明るく前に向かって下さい。

CHUNICHI INTERVIEWいろんな質問に答えていただきました!!

2つの病院が統合しましたが、先輩たち同士は仲がいいですか?また、看護の違いなどでとまどったりしませんか?
統合前から準備をしており、互いに人事交流もしていましたが、統合したばかりのころは戸惑いがありました。それぞれのやり方の違いや当たり前のことが通じないことがありましたし、電子カルテの導入など、病院自体の業務の仕組みが変わったこともありましたので、最初はやはり戸惑いを感じたようです。
 そんな中でベッドサイドに行けていないことが分かってきて、「どうすればいいのか?」「もっと工夫をしよう」など自然とコミュニケーションが活発にできるようになってきました。今では現場でも笑顔が見られますし、仲良くやっていますよ。まだ統合間もないので、少しずつスムーズになってきている段階です。
 統合したことによるメリットは、互いの病院のいいとこ取りをして、双方の歴史と経験値が合わさり、組織の力が倍以上になることでしょうか。デメリットは文化の違いによる食い違いが生じることですが、より良い看護に進化していくプロセスだと考えれば、決してデメリットではないと思います。
 また、現状の分析から問題解決までを行うグループワークを2015年9月から開始しています。これにより、仲間で話し合い、より深いコミュニケーションを取るプロセスや課題を乗り越える経験を積んで、強い一体感が生まれてくるのではないかと期待しています。

公立西知多総合病院をもっと知りたい方はこちら

公立西知多総合病院 植村 真美さん

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