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中日ハートフルジョブ > インタビュー > 武知 葉子

インタビュー

CHUNICHI INTERVIEWインタビュー記事をお知らせいたします。

看護部長特集

朝日大学病院
看護部長
武知 葉子さん

看護師として大切にしていること

さまざまな視点から看護を考え、人を看ること。

 人の役に立ちたいという思いから看護学校へ進みましたが、看護師になると覚えることがいっぱいで仕事に追われ、本当の看護とはこれでいいのかという疑問を抱いて働いていたんです。
そして、二人目の子の出産を機に看護の仕事を離れ、10年ほど医療事務などの仕事をしながら外から看護を見てみました。そこで、やっぱり看護師は人と接する仕事なんだ、私は人と関わる仕事がしたいと思い看護師に復帰したんです。
 交通事故に遭い、35日間入院したこともあります。患者として看護を見たとき、看護師はこんなにベッドサイドにいないものなのかと寂しく感じました。
 これらを経て緩和ケア病棟で勤めることになり、それまでは、死を目の前にした人とどうやって接すればいいんだろうという恐さもあったんです。でも、勉強をして病棟で患者さんと接していくうちに、私たちは病気を看ているのではなく、人を看ているんだと本当の意味で理解できるようになりました。大きな病気を抱えていても、小さなことで喜びを感じ、笑って過ごせることを知り、患者さんが一日一日をどうやって暮らすのかが大事だということが分かりました。
 看護師を離れたことも、入院をしたことも私が看護師として働いていく上で、貴重な経験になりました。どんな経験でもすべてのことが自分の役に立つんだと思います。

私のお気に入り

家族の写真が近くにあることでホッとできる。

 仕事が趣味のような感じで、特別趣味はもっていないんです。
癒やしというか、ホッとできるものというと孫の写真ですね。息子が3人いるんですが、真ん中の子が結婚していて、孫が3人いるんですよ。写真をアルバムにして送ってくれるので大切にしています。いつも眺めているというわけじゃないんですけどね。あと、携帯で撮った写真も送ってくれるので、それはパソコンに落として壁紙にしています。数分おきに写真が変わるように設定して、ふとしたときに孫の写真が目に入るような環境にしているんです。写真を見ると、ちょっとホッとできるんです。
 還暦を迎えた年には息子たちと孫と皆で一緒に旅行に行きました。息子たちがお金を出し合って旅行と鞄をプレゼントしてくれたんですよ。鞄は毎日大切に使わせてもらっています。
やっぱり、日々がんばることができる原点は家族の存在だなと思います。

朝日大学病院ってどんな病院?

民間病院から始まった地域に密着した病院。

 当院は元々民間病院で、そこから大きくなった病院です。外科からスタートしたこともあり、現在でも整形外科の患者さんが多くいらっしゃいます。そして、脳神経外科が24時間「脳卒中ホットライン」で救急対応しています。また、診療科同士の小回りがきくところや地域に密着しているというところが特徴です。何度か通えば、看護師も患者さんもお互いに顔を知っているというような温かさがあります。地域の患者さんや開業医さんから信頼されるポジションにあると感じています。
看護部では、ワークライフバランスを取り入れて、子どもが生まれても短時間勤務を申請して働き続けられる仕組みができているので、若いお母さんたちにも働きやすい環境になっています。
新人教育の面では、副部長や師長だけでなく、役職の有無にかかわらず各部署のリーダークラスの人まで企画に入ってもらうようにしています。現場で実践・指導する人に入ってもらうことで、会議で決めてきたものが本当に活かされるのか考えて現場に落とし込めるようになってきています。

新人看護師に期待すること

人を相手にする仕事だということを忘れないで。

 技術や知識はしっかりと学習してほしいと思いますが、人を相手にする仕事だということは絶対に忘れないでほしいですね。
患者さんにとって入院生活は本来の生活ではなく、たまたま寄り道しただけに過ぎません。本来の生活はどうなのだろう、家庭ではどういう立場なのだろうなど社会的背景を理解するよう努力をしてほしいです。もしも、自分でつかめないようならば先輩に聞いてください。
 例えば退院支援をする際、その方が家に帰ったらどんな生活をするのかを具体的に頭の中で描ける想像力が大事です。入院する際に持参薬を確認すると、残っている薬の量がバラバラなことがあります。これは、自宅できちんと薬が飲めていなかったということです。何故、きちんと飲めなかったんだろうと考えることが大切です。本来は薬剤師の仕事かもしれませんが、看護師は患者さんの側でその気持ちを考えて、調整する立場なんです。
 あとは、患者さんから「看護師さん」ではなく「武知さん」というように名前で呼ばれるようになってほしいですね。看護師なら誰でもいいのではなく、“あなたじゃないと”と思ってもらえる看護師になってほしいです。

CHUNICHI INTERVIEWいろんな質問に答えていただきました!!

就職して最初の配属先である診療科はどうやって決めるの? もし、希望の部署でなかった場合、いずれ部署替えしてもらえるものなの?
当院では入職の面接時に希望を3つ書いてもらい、その希望に添うようにしています。できるだけ第一希望の部署に入れるようにしますが、希望者が重なる場合には第二、第三希望になる場合もあります。ほとんどありませんが、第三希望までに沿えない場合には、その方に合うだろうという部署に一旦配属し、2~3年経った頃に本人が希望すれば異動を行います。
本来、その部署で3年以上勤務しないと身に付かないと思いますので、異動を行う目安にしていますが、どうしても変わりたいという気持ちがある場合には、面談を行った上で異動することもあります。また、ひとつの部署に長く勤めている場合、他の仕事も経験してもらうために部署を変更することもあります。
テキパキと動ける人は急性期に向いているかな、ゆっくりと患者さんと関わりたい人は慢性期に向いているかな、という傾向はあると思いますが、最初の段階でこれに向いている、と決めつける必要はないと思います。仕事をしていく中で見つけていくことができますよ!

武知 葉子さん

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