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中日ハートフルジョブ > インタビュー > 社会福祉法人聖霊会 聖霊病院 中垣 千寿子

インタビュー

CHUNICHI INTERVIEWインタビュー記事をお知らせいたします。

看護部長特集

社会福祉法人聖霊会 聖霊病院

看護部長 クオリティマネージャー 
医療安全管理者
中垣 千寿子さん

看護師として大切にしていること

「気付き」と「笑顔」の大切さ。

 看護師になって3~4年目の外科病棟で、ICUから一般病棟に戻った患者さんが、急変してお亡くなりになったときのことが今でも脳裏から離れません。
 術前からコミュニケーションもとれており、急変する少し前にお話もしていました。だから、急変する前にもしかしたら何かサインを送っていたんじゃないか、何かを見落としたんじゃないか、どうして気付けなかったんだろうと、すごく落ち込みました。
 大げさかもしれませんが、看護師の「気付き」で救える命があるのではないかと思ったんです。患者さんが送るどんな小さなサインと変化も見逃してはいけないと強く思いました。
 もうひとつ大切にしているのは「笑顔」です。自分が元気な笑顔ができていなければ、患者さんを元気にすることはできないと思います。
 小児科に配属されたとき、先天性脳性麻痺の病児が多く入院していました。そのお母さんたちがみんな笑顔だということに気付きました。重い症状のお子さんを見ているのは、本当は辛いと思うんです。けれど、絶対に笑顔を忘れることなく自分のお子さんと接しているんです。そのお母さんたちの姿から、「笑顔の大切さ」を教わったんです。「気付き」と「笑顔」は私の中で決して揺るがないモットーです。

私のお気に入り

誕生日祝いのメッセージボードがお気に入り。

 特別、リラックスしたりストレスを発散したりするためにしていることはないんですよ。ショッピングや友人とのティータイムくらいですね。家には職場の話を一切持っていかないので、何気ない子どもとの会話なんかでストレスが発散できているのかもしれません。
 今、一番のお気に入りは、8月20日の誕生日に師長たちからもらったメッセージボードです。誕生日に師長たちから「ちょっと部屋に来て頂いてもいいですか」と呼ばれて行ってみたら、みんなでお祝いをしてくれたんです。意外だったのでビックリしましたけど、すごく嬉しかったです。ハンドベルの演奏もしてくれたんですよ。こっそり練習をしてくれていたみたいなんですけど、それも全く知らなかったんです。
 メッセージを読んでいると「いつもやさしい笑顔で」などの言葉があったので、私が笑顔でいることを見てくれているんだな、ということも分かりました。
 このメッセージボードを見ていると嬉しくて、幸せな気持ちになるんです。

カトリック病院ってどんな病院?

カトリック精神に基づいた医療を提供する病院。

 当院は、東海エリア唯一のカトリック病院です。中規模病院ですので、顔と顔がわかる関係を築くことができ、温かい雰囲気があります。
 スタッフは必ずしもカトリック信者というわけではありませんが、カトリック精神に基づいた看護や医療を提供していけるよう、教育に力を入れています。
 院内スタッフとしてシスターが数名いるのは他院にはない特徴的なところです。
 近隣に大きな病院がありますから、当院の良さを知っていただくため、看護師の質という面で患者さんに満足いただけるよう、人間性や感性を伸ばし、寄り添える看護ができるように研修に力を入れています。
 2014年度から行っているフォローアップ研修は、臨床心理士と私が交互に担当しています。毎月の研修の中で、現場の先輩・師長には言えないこともこの場では言えるようにしています。また、業務の流れだけではなく、患者さんを主体として、自分がどんな看護ができているかを振り返る時間を設けています。
 研修は、職場ではなかなか話せない仲間が集まれる機会でもあるので、悩みなどを共有できて元気さを取り戻す時間になっているように感じます。

新人看護師に期待すること

感性やコミュニケーション力を磨いてほしい。

 新人看護師さんはよく勉強をしてきていると思うんです。ですから、メンタル面や社会性、コミュニケーション力という部分を伸ばしてほしいと思っています。
 なかなか難しい部分だとは思うんですが、業務に流されず、患者さんひとりをしっかりと見つめられるような感性を身に付けた看護師になってほしいですね。
 どうしても新人の頃は、同期より遅れているとか、何ができないとか、技術的なことに目を奪われがちです。もちろん、技術も大事ですが、それはひとつずつ先輩に聞きながら身に付けていってくれればいいと思います。
 今は、友達とのやりとりも携帯電話などのツールを使うことが多いと思いますが、顔を見て話すことは、コミュニケーション力を伸ばすためにとても大切だと思います。ですから、色々な人と話す機会を積極的に作ってみてください。たとえば、友達と話すときも、簡単に返事をして一言で終わらせるのではなく、面倒くさがらずに言葉をつなぎ、会話になるよう意識をするだけでもずいぶん違うのではないでしょうか。
 そして、縁があって当院に入ったのですから、看護師であること、当院で働いていることを誇りに思えるようになってほしいですし、そうなるように育てたいと思っています。

CHUNICHI INTERVIEWいろんな質問に答えていただきました!!

貴院はカトリック病院ですが、キリスト教に関するイベントがありますか。また、キリスト教徒でなくても働けますか。
キリスト教徒でなくても働いていただけますよ。私も信者ではありません。患者さんも信者ではない方の方が多いんです。
 キリスト教に関するイベントというと、一年の始まりに行う「祝福式」があります。司祭様がいらっしゃって、建物に対して無事に一年を過ごせるようお祈りをするものです。あと、ミサも毎月行っています。クリスマスイヴのミサはとても盛大なんですよ。
 あと、特徴的なのは「天使の行列」です。馬ぶねの幼きイエス様とともに天使が患者さんのところを訪問するんです。そのとき、聖霊中学の合唱部の生徒たちが歌をうたって、患者さん一人ひとりにプレゼントを渡します。信者でない方も手を合わせて有り難いと言ってくださいます。厳かな雰囲気があって、中には涙を流す患者さんもいらっしゃいます。
 またイベントではありませんが、亡くなられた患者さんをお見送りするとき、ご家族のご了承を得て、神父様や看護師長が聖書の一節を読んでお祈りさせて頂きます。これも当院ならではのことですね。

社会福祉法人聖霊会 聖霊病院をもっと知りたい方はこちら

社会福祉法人聖霊会 聖霊病院 中垣 千寿子さん

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