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手作りの簡易マスクをPRするゆっこさん=岐阜市日ノ出町で
マスクがない。じゃあ、作ってみては-。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクの品薄状態が続く中、岐阜市のまちづくり団体「ひとひとの会」が、ハンカチなどを使った簡易マスクの作り方を教える動画をインターネット上で公開している。
約3分間の動画では、同会メンバーで防災士の資格を持つご当地タレント、やながせゆっこさん(27)が作り方を実演している。
材料はハンカチ1枚とキッチンペーパー1枚、輪ゴム2個だけ。キッチンペーパーを包んだハンカチをマスク型に折って左右の端に耳掛けをつくり、結び目を輪ゴムで留める。せきやくしゃみでウイルスを含んだつばなどが飛ぶのを防ぐことが期待できるという。
マスクを着けたがらない子どもには、お気に入りのデザインのハンカチで作ることがおすすめという。子ども向けに耳掛け部分をヘアゴムで代用する簡易マスクの作り方動画も、同会メンバーのタレント塚本明里さん(30)が公開している。
同会の佐藤徳昭代表(50)は「柳ケ瀬も、いつもより人が少なくなっている。マスクが無くて買い物すら行けない人もいると思うので、少しでもできることをしたかった」と動画公開の狙いを説明する。
ゆっこさんは「防災の基本は、いかに『非日常』から『日常』に戻すかだと思う。動画を見て、不安や落ち込んだ気持ちから、少しでも前を向いてもらえるといい」と話した。
動画二本は、いずれも動画投稿サイトのユーチューブで公開中。ひとひとの会ホームページ(https://hitohito.jimdofree.com/)から閲覧できる。
(杉浦正至、長崎高大)