千種区の東部医療センターで一日から、新型コロナウイルス感染症の専用病床の運用が始まる。軽症~中等症の二十二人を受け入れることができ、医師四人、看護師二十四人体制で治療にあたる。専用病床は「高次ウイルス感染症センター」で、院内の旧東病棟五階を改装した。二十二床はすべて個室で、室内にはウイルスを遮るビニールカーテンや、陰圧機能を備える。
専用病床の村上信五センター長は「第四波が警戒され、予断を許さない。多くの患者を受け入れていくほか、後遺症の研究にも取り組めれば」と話した。
東部医療センターでは三十一日まで最大三十二床を確保し、重症者を含む累計三百六十人以上の患者を受け入れてきた。専用病床の開設で、市内のコロナ病床は計二百七十五床となる。
東部医療センターは三十一日まで市立病院だったが、一日からは西部医療センター(北区)とともに、名市大の付属病院となる。(白名正和)
コロナ病床きょう開設 東部医療センター 軽症~中等症の22床
2021年04月01日(木)