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中日ハートフルジョブ > NEWS&TOPICS > 【愛知】認知症知る25冊厳選 中川図書館と介護関係者 実用書、小説など6分類でリストに

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【愛知】認知症知る25冊厳選 中川図書館と介護関係者 実用書、小説など6分類でリストに

2020年03月25日(水)

 中川区の中川図書館は、認知症への理解を深める本25冊を紹介するブックリストを作った。区内の高齢者施設で働く介護福祉士や、いきいき支援センター(地域包括支援センター)の職員らが一推しの本を選定。疾患の知識を深め、当事者や家族介護者の思いにも沿う本がそろった。 (出口有紀)

 高齢化が進み、認知症に対する悩みや問題も増える中、住民全体の理解を深めたいと企画した。認知症にまつわる小説やノンフィクションは、介護などさまざまな角度から取り上げた本が出版されているが、同館奉仕係長の鈴木崇文さん(44)は「認知症の人や家族も多く来館する。どんな本を選べばいいか分からない人たちのヒントになれば」と話す。

 認知症の人と家族をよく知る専門職の意見を入れようと、中川区の特別養護老人ホームなどで働く職員9人と区の社会福祉協議会に選定委員会に入ってもらった。各委員が持ち寄った40冊を、読みやすさのほか、テーマの重複がないかなどを確認し、25冊に絞った。

ブックリストへ掲載した書籍を並べたコーナーの隣で「図書館が認知症への理解を深めてもらう場所になれば」と話す選定委員ら

 A4判、4ページのリストは「どういう病気?」「当事者の気持ち」「予防・運動」など6つに分類。脳を活性化する運動を紹介した実用書や、当事者によるエッセーなどが並ぶ。

 老人保健施設のケアマネジャー安田いづみさん(60)は沖縄県で初めて若年性認知症を公表した大城勝史さんの著作「認知症の私は『記憶より記録』」(沖縄タイムス社)を推した。「認知症になると暗い話になりがちだが、大城さんの経験から、当事者や家族が、同じような経験をした仲間を見つけ、話をすることが力になると分かる」と説く。

 別の老人保健施設の介護長高野理恵さん(57)は、名古屋市の直木賞作家大島真寿美さんの小説「やがて目覚めない朝が来る」(ポプラ社)を推薦。周囲の大人が老いていく様子を、1人の少女が見つめる作品だ。認知症や介護を直接、テーマにしてはいないが「命を敬う気持ちを持っていると、ケアする側の接し方も変わってくる。介護のことを考えたくない時でも入りやすい本」と話す。
 

中川図書館が作成したブックリスト=いずれも中川区の中川図書館で

 リストは同館で配っているほか、市図書館ホームページの「その他お知らせ」からダウンロードできる。

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