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七草粥を食べよう!

2020年01月07日(火)

お正月の最後、1月7日の朝にいただく春の七草や餅などが入った七草粥。年末・お正月で美味しいものを食べ続け、少々お疲れ気味の胃腸にもやさしく、ほっとする味の一つです。さて、お正月も終わったな、今年も頑張るか!という気分にもなります。
ところでこの七草粥、そもそもどんな意味でお正月の締めくくりに食べるのかご存知でしょうか。

七草粥の語源・由来を知っていますか?

今では正月行事として定着している七草粥は、1月7日の「人日(じんじつ)」の日に行われる「人日の節句(江戸幕府が定めた式日)」に、将軍以下諸公が無病息災を願い、七草粥を食する儀礼をするなど、武家においては大変に重視された祝日の行事の一つでした。

「人日」とは、中国の前漢の時代に、元日は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪、4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人、8日は穀として占って新年の運勢をみていたことに由来します。それぞれの日に占いの対象となる獣畜を大切に扱いました。このことから、人日の日は人を大切にする日、尊重する日、とされていました。

さらに唐の時代には、人日の日に「七種菜羹(ななしゅさいのかん/しちしゅのさいこう)」という7種類の若菜を入れた汁物を食べて、無病息災を願うようになりました。羹(あつもの)とは汁の意味です。また、役人の昇進を1月7日に決めたことから、その日の朝に七種菜羹を食べ、立身出世を願ったといいます。

この風習が日本へ伝わると、年のはじめに若菜を摘んで食べ生命力をいただく「若草摘み」という日本古来からの風習や、小正月の1月15日の朝に7種類の穀物でお粥を作る「七種粥」という平安時代の風習などと結びつき、「七草粥」に変化していったようです。
そして江戸時代に人日の日である1月7日を「人日の節句」として制定されると、1月7日に七草粥を食べるという風習が民衆に広まったそうです。

春の七草にまつわる、それぞれの意味。

春の七草のそれぞれの意味を見ていきましょう。

(せり)  ………………… 競り(せり)勝ちますように
水辺の山菜で香りがよく、食欲増進効果が期待できます。

(なずな) ……………… なでて汚れを取り除きましょう
いわゆるペンペン草。江戸時代にはポピュラーな食材でした。

御形(ごぎょう)   ………… 仏様の体
ハハコグサ。風邪予防や咳止め、解熱に効果があるようです。

繁縷(はこべら)   ………… 繁栄がはびこりますように
鉄分が豊富で、腹痛の薬にもなったそうです。

仏の座(ほとけのざ) …… 仏様の安座
中国の本草学の基本書『本草綱目』によると、胃腸に良いとされています。 七草ではコオニタビラコを指しますが、最近ではオニタビラコで代用される場合もあります

鈴菜(すずな) …………… 神様を呼ぶための鈴の形
かぶのこと。ビタミンCやミネラルが豊富です。

清白(すずしろ)   ………… 汚れのない清白でありますように
大根のこと。消化を助け、風邪の予防にもなります。

お正月を締めくくるに相応しい縁起の良い意味をもつものばかりですね。

七草粥を食べる意味

七草粥に入れる春の七草には上のような意味があるのと同時に、体の疲れをいたわるような薬草の効果もあります。
一年の無病息災を祈るとともに、お正月に少々羽目をはずして疲れた胃や腸を休めるという意味があるのです。確かにおかゆをいただくとホッとほっとしますものね。

七草粥の作り方

お米から作る七草粥をご紹介します。

  • 材料(2人分)
    春の七草セット 1パック  ※スーパーなど七草粥セットとして売られています
    米 1/2合
    水 600ml
    塩 ひとつまみ
  • 下ごしらえ
    すずしろ・すずなを食べやすい大きさに切ってから薄切りにします。小さければ、皮ごとでも構いません。
    スプーン一杯ほどの塩を入れて湯を沸かし、少し柔らかめになるまで茹でて、皿に取り置きます。
    同じ湯で、残りの七草もさっと茹でて冷水にとり、軽く絞って粗く刻んでおきます。
  • 作り方

    米を軽く研いでから水を切り、分量の水を加えます。
    中火にして煮立ったら、弱火にして一度そこからかき混ぜましょう。
    その後は少し蓋をずらしてお鍋の上に置き、40分ほど炊きます。
    お粥が炊けたら塩ひとつまみほど加え、茹でておいた七草を入れて軽く混ぜ合わせましょう。
    七草粥では普通入れないことが多いですが、味が物足りない時は、白だしを少々加えてうまみを足してみるのもおすすめです。

七草がゆを食べて1年の健康を祈ろう

ぜひ手作りの七草粥を作ってみて、一年の無病息災を願ってみてはいかがでしょうか。

七草粥を食べよう!

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