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中日ハートフルジョブ > インタビュー > 愛知医科大学病院 小池 三奈美

インタビュー

CHUNICHI INTERVIEWインタビュー記事をお知らせいたします。

看護部長特集

愛知医科大学病院

副院長 兼 看護部長 
認定看護管理者
小池 三奈美さん

看護師として大切にしていること

患者さん、ご家族、医師の言葉が看護師としての成長に。

 私が看護師として大切にしている体験が3つあります。
 1つ目は新人の頃勤務していた小児病棟でのことです。17歳くらいの白血病の男の子に突然「僕、来年の夏まで生きられる?」と訊かれました。私はどう答えてよいか迷い、咄嗟に出た言葉が「大丈夫よ」でした。今振り返ると自分自身に対する言葉だったように感じます。そして、医師と共に改めて彼と話しました。医師が質問の理由を尋ねると「もし来年の夏まで生きられないなら、クリスマス会でサンタクロースをやりたい」と言ったんです。それに対して医師は「やるか、サンタクロース」と答えました。その一言ですべてが伝わりました。この経験で「伝えているか」ではなく「伝わっているか」が大切なんだと学びました。
 2つ目は5歳くらいの患者さんのお母さんの言葉です。その子はとてもかわいくて看護師もよく遊んであげていたんですけど、死期が近づくと切なくて足を運べなくなっていたんです。そんな時お母さんから「子どもが亡くなるとき母親は一人では耐えられない。亡くなる時にも側にいるよ、という看護師になってほしい」と言われました。その言葉は私の看護師としての血となり肉となる一言でした。
 3つ目は6カ月の双子の赤ちゃんが細気管支炎で入院した時のことです。唇の色も悪くICUへの入室も検討されましたが、小児病棟で1日経過を見ることになり、私が担当で付きっきりで看護しました。翌朝、赤ちゃんの唇が淡いピンク色になっているのを見て、担当医が言った「小池、何をやった?看護師ってすごいな」の言葉がとてもうれしかったんです。私が夜中やっていたのは、湿気を保って痰が詰まらないよう吸引し、あまり泣かせないよう抱っこをする、赤ちゃんに負担をかけずしっかり酸素が吸える当たり前の看護です。そうした看護が医師からもちゃんと認めてもらえること、患者さんにとって良いことだと実感できることが、成長の糧になると感じました。

私のお気に入り

温泉旅行で自然の風景に癒されました。

 趣味は主人と旅行に行くことですね。共働きだったので、ちょっと出掛けたり旅行をしたりと、月に1度は二人で話し合う時間を作るようにしてきたんです。
 最近行った旅行先で印象に残っているのは下呂温泉の『山のしょうげつ』です。部屋のつくりや風景、温泉とすべてにすごくリラックスできました。風景といっても山しか見えないし、夜は温泉街の明かりしか見えないんです。でも、自然ってこんなに癒してくれるんだなと思いました。病院ではよくホスピタリティと言いますけれど、サービスされる立場になることで、身をもってホスピタリティとはどういうものなのかを感じることが出来ましたね。
 ずっと大切にしている物といえば、私の看護の原点となるナイチンゲールの『看護覚え書』です。看護学生の頃から持っている本なのでもうボロボロなんです。この中に、10年、15年と病人に付き添って、その患者さんのことを観察もせずにただ側にいる人が経験を積んだ看護師と言われるが、それは違うということが書いてありました。ちゃんと観察して、患者さんをわかっている人こそが本来の看護師だ、という内容が学生の時にとても心に残って、マーカーを引いてあるんです。この言葉を今でも大切にしています。

愛知医科大学病院ってどんな病院?

人にやさしい最先端病院を目指して。

 患者さんの目線を意識した新病院になりました。まず、生活時間の最大活用をコンセプトにNAVIT(ナビット)を導入しました。自分の前の診察待ちの方が3人になったら呼び出しをしてくれるものです。これによって待ち時間にお茶を飲んだり、図書館に行ったりでき、また、トイレも呼び出しを気にすることなく行っていただけるようになりました。他にもエレベーターを外来、入院、職員と分けることで、例えば鼻から管をしている入院患者さんも恥ずかしくなく検査室に移動できるようになっています。もちろん、職員にとっての生活時間の活用も考え、エアシューター搬送など効率化を図るなどをしています。
 また、ハード面だけでなくソフト面でも「人にやさしい最先端病院」を目指して様々な取り組みをしています。看護部では切れ目のない看護を行うため、外来と病棟の一元化を行いました。今は入院期間も短く、外来で病名を告知されたり入院後すぐ手術になったりすることもあります。外来と病棟を一元化することで、外来での患者さんの情報を病棟と共有し、切れ目のない看護ができるよう取り組んでいます。まだ、実施から1年ですので、改善すべき点もありますが、より良い看護に向けて前進していきたいと思っています。

新人看護師に期待すること

体のすべてを使った看護をしてほしい。

 まずは経験を積んでください。患者さん一人ひとりがすべて違う想いを持っているので、できるだけその患者さんをしっかり観察し、患者さんを知ってください。それらの経験が看護師というものを作り上げていきます。
 患者さんを知るために必要なのは自分の体のすべてを使うことです。知識や技術というと、頭で考えて技術があればいいように思うかもしれませんが、体全体で初めて看護が成り立つものだと思います。頭で考え、目で見て、鼻で臭いをかいで、口で話して、耳で言葉を聴き、手で触って、足で患者さんの元へ行く、そして心で感じてください。
 心が動かなければ患者さんの気持ちはキャッチできません。若い看護師さんには共感する力があると思います。共感する心や感性を伸ばすために、四季や自然を感じてほしいと思っています。風を感じ、暑さを感じ、日常生活を感じて感受性を高めてほしいですね。患者さんが非日常の中にいるのだとわかってほしいんです。だからこそ、たわいない日常を伝えられることが大切です。そのために花が咲いたこと、空の高さ、雲の形、風の冷たさなど日常の生活から何かを感じ取れる人であってほしいと思います。

CHUNICHI INTERVIEWいろんな質問に答えていただきました!!

フライトナースを目指しているが、特に必要な適性や経験はありますか?
新人さんがすぐにはフライトナースになれません。まずは5年間看護経験を積み、それから救急外来で初療に対応できる能力や技術を鍛えます。そこでリーダー的判断や行動が取れるようになったらフライトナースの研修に入る、という感じです。フライトナースを目指すのならば、まずは看護判断や基礎知識をしっかりと学んでください。そうすれば道は誰にでも開けてきます。
 そして、フライトナースに必要な力のひとつが「自制する力」。看護師は人を助けたいという気持ちをもう持っています。例えば工場爆発で、燃え盛る炎の中に人が見えたとして、そこに飛び込んでいいか?ということです。見えているから助けたいですよね。でも、自分が怪我をしてしまったら、救う人がいなくなってしまいます。そういう自制心まで培わなくてはいけません。
 看護師は元々体力がいる仕事ですが、フライトナースは狭いドクターヘリの中で医師の指示を仰いで処置をしたり、着いたところでダッシュして走ったりしなければいけないことがあります。フライトナースが持っているリュックもカッコイイですが重たいんですよ。だから、体力づくりは絶対です。ダイエットなんてしないで、よく食べ、よく動き、よく寝て、よく笑うようにして心の健康も養ってください。  

愛知医科大学病院をもっと知りたい方はこちら

愛知医科大学病院 小池 三奈美さん

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