診療科目や患者様の層に合わせて、より身近な薬局に
Q1 店舗で力を入れている取り組みは?
私がいる大名古屋ビルヂング店はオフィスビルもある医療モールで患者様もお子さんからお年寄りまで幅広い層が来局されますので、健康全般に関するテーマのイベントを行っています。例えば、年に2回の「健康フェア」と題したイベントでは、体組成や血管年齢の測定会、子ども向けの薬剤師体験など多彩なプログラムを用意。いずれも私たちスタッフが患者様の要望を基にやってみたいことを出し合いながら決めますが、オープンして2年半の新しい店舗らしく、皆が積極的に発言しています。子供向けの薬剤師体験は、前職の経験から大名古屋ビルヂング店で取り組み、評判がよかったので他の店舗にも広がっている人気イベントです。イベントだけでなく、店頭でも同じように話しやすい雰囲気を作ることで、薬局・薬剤師がもっと身近な存在になればうれしいです。
Q2 薬剤師として心掛けていること、やりがいは?
「笑顔」を心掛けています。また処方薬についてだけではなく、健康や普段の栄養面などでも“よりそった”服薬指導を意識しています。そうして患者様から「食事のことを試してみたら、調子が良くなった」「今日は河合さんいる?」と頼りにしてもらえるとやりがいを感じます。薬剤師は、新薬のことや2年に1度改定される診療報酬のことなど都度の勉強がつきもの。大変と思われるかもしれませんが、今は食事指導など健康に関わることを学ぼうと積極的になっている自分がいます。今後も積み重ねていくことで、いろいろな患者様にとっての「かかりつけの薬剤師」を目指したいです。
Q3 リラックスできるのはどんなとき?
趣味の編み物をしているときが、一番リラックスできる時間です。友人や知人に頼まれて、その人に似せた人形を作ることが多く、喜ばれるのがうれしくて、10年近く続いています。大きさは30センチほど。完成まで1カ月くらいかかりますが、作る相手のことを考えながら編み物に没頭できる時間は、私にとって安らぎのひとときです。結婚する新郎新婦の人形を頼まれたこともありました。いつか白衣を着た薬剤師の人形も作ってみたいと思っていて、お店に飾るとしたら誰に似せるか、それを考えるのも楽しいです。
***メッセージ***
職場の雰囲気もスタッフや採用担当者の人柄も二重丸
調剤薬局の薬剤師は、患者様と直接話ができる分、ちょっとした健康相談、サプリメントや食事の相談を受けることもあります。そんな患者様の身近な存在でいられることも調剤薬局の薬剤師の醍醐味(だいごみ)です。職場選びにおいては、患者様によりそいやすいお店の雰囲気かどうかがカギになると思います。スタッフ間や会社の採用担当者の人柄も大切で、私自身見学に行った際にその両方の良さにひかれて入社を決めました。医師や看護師さんに話しづらかった相談に乗ることもあるなど、患者様と独特の信頼関係が築ける薬剤師。その特徴が体現できる薬局を選んでほしいです。