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中日ハートフルジョブ > インタビュー > 雨森 貞子

インタビュー

CHUNICHI INTERVIEWインタビュー記事をお知らせいたします。

ハートフルトーク

社会福祉法人恩賜財団済生会
愛知県三河青い鳥医療療育センター
看護部長
雨森 貞子さん

療育の現場で大切なのは、利用者を人として認めて接すること

Q1 施設の特徴や、職員の仕事に欠かせないのは?

当センターは、肢体不自由児や重症心身障害児者のための入所施設であるとともに、医療法に定める病院です。毎週水曜日には、先天性障害のある子どもの整形外科手術を行っています。ここの利用者さんは、食べること、寝ること、排泄すること、楽な姿勢でいることなど、誰もが必要とする要求を言葉や行動で伝えることが困難な人たち。職員は、利用者さんの擬音で発したひと言、かすかに動かした指先や目線から、何を欲しているかを汲み取らなければなりません。それには、利用者さんをよく観察すること。そして、人として認めて接することが大切で、いずれも看護職、介護職、保育士と職種を問わず共通しています。

Q2 療育看護の現場で求められる資質は?

一番は、誠意を持って人と関われるかどうか。利用者さんにも同僚の職員にも、「あなたを知りたい」という気持ちで関わってほしいと思っています。他には、自分にできないことがあるのを認められる謙虚さ。それがないと、食事ができない利用者さんを認めることもできませんから。病気を治す急性期の病院に対し、療育の現場は、人として生きていくための医療行為や介助を必要とする人がいるところ。たとえ利用者さんが物をしっかり持つことができなくても、手を添えてあげたことで物が持てた。そんなときに喜びを感じてほしいです。 

Q3 普段から心掛けていること、やりがいは?

ここに来る前の約40年間、がん治療の現場にいました。医療中心の現場から、医療と福祉の両方に関わっている今、福祉のことは私自身もまだまだ勉強中なので、分からないことがあったら職種の垣根を越えて意見を聞くことで解決しています。職員にも、利用者さんにとって大事なことが優先できるように、他職種との連携を呼びかけています。やりがいを感じるのは、職員が笑顔で働いてくれている姿を見たとき。施設のオープンに合わせて集まってくれた職員ですからね。不満があればいち早く解決できるように、皆には私から積極的に声を掛けるようにしています。

****メッセージ****

学生時代の新鮮な気持ちに戻ってステップアップできる! 

「急性期は忙しいから療育へ」という看護師さんは多いですが、看護の基本ともいえる、人として生きていくために必要な場所の提供は、ゆっくりでも急性期とは違う忙しさがあることは心得ておいてください。とはいえ、ここは夜勤明けが休みなど、休日は多いのでご安心を。また医療に関することが全てできるわけではありませんが、看護の基本に立ち還ることで学生時代に抱いた新鮮な気持ちに戻って働くことができるでしょうし、看護師としてステップアップするための確かな糧になるはずです。

雨森 貞子さん

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